2011-01-01から1年間の記事一覧

下書き13日目

12ページ目まで終えて、13ページの一コマ目まで。おおよそ2ページ分描けた。 今日はアカーキイの勤める役所内部のモブシーンに手間取った。一度に集める人数はだいたい10人以内でおさめたんで、モブというとちょっと大げさか。 初期の手塚マンガだと…

下書き12日目

10ページ目の昨日の残しを終えて11ページに入ったところでまで。ネームの見直しとコマ割りの仕切りなおしに時間がかかってしまった。無駄なことをしてる。 ネームは作業の進行上いちばん大きな指針になるものだけど、それを作ってる段階で安易なところに…

下書き11日目

10ページ目終わらず。二コマ残し。 新しい外套の生地選びから完成までの経過を一ページ使って描く作業。仕立て屋のゴリラをフューチャーした俺得ページ。「コマンドー」のシュワちゃんが、ざっ、ざっ、ざってテンポで武装していくあのかっこいいシーンをち…

下書き10日目

原稿的に進展なし(昨日残した9ページ目の最後の一コマを描いただけ)。 アカーキイの新しいコートが出来上がるまでの過程を追う1ページを描くつもりだったんだけど、ネームの段階であまりにもやっつけで処理してしまっていたんで、あらためて仕立ての作業の…

下書き9日目

9ページ目ほぼ終了。一コマ残し。 1ルーブルは100カペイカ! 昨日の調べものの成果。……うん、それは薄々気づいてたよね。ぶっちゃけ取り立ててマンガに組み込まなきゃならないような事がらはなかった。アカーキイの貯えが40ルーブルで、かける100…

下書き8日目

8ページ目終了。9ページ目に入ったとこまで。 お盆休みが終わって仕事がはじまり、目に見えてペースが落ちた。半ページ分ほどしか進まない。アカーキイと仕立て屋の顔のアップの切り返しをタテ4段に割った小さなコマで繰り返すコマ割りで、描いていてもあん…

下書き七日目

今日の進捗成果。7ページ目終了、8ページ目に入る。 仕立て屋さん(ペテローヴィッチ)の自宅兼作業場の様子がうまく描けず、かなり手こずる。絵がうまく描けない場合の典型的なケースで、つまり端的に、わたしには仕立て屋さんという人々もその作業風景も環境…

マンガ描くよ

このところひさしぶりにマンガを描いている。たぶん中学の頃以来のことだ。そのことに自分でもびっくりしている。マンガを熱心に描いていたのは小学生の最後の二年間くらいの頃のことで、中学にあがってからはペンも原稿用紙も使わなくなって限りなく落書き…

『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』

[DVD]" title="ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション [DVD]" class="asin"> 前から気になってたアニメーション作家の作品集。どの短篇もおもしろい。ノーマン・マクラレンのもとでレッスンを受けていた時期の習作にあたるという「シティスケープ」…

高野文子「鳥取のふとん」

「モンキービジネス」に掲載されてる高野文子の連載三回目。原作はラフカディオ・ハーン。 前回の「マッチ売りの少女」では額縁状の六角形の形態が作品全体で描かれる図の基礎的な決まりごとみたいに機能していたけれど、この「鳥取のふとん」では、作文用の…

三好銀と「絵葉書」に開いた穴/三好銀『海辺へ行く道 冬』

去年読んだ三好銀の連作短篇集の続篇。相変わらずおもしろすぎて困る。ブログみたいな場所でこうして感想のことばを綴ることには、作品をつうじて思考のこうむった圧力を幾分かでも(日常の生活に差しさわりのない程度にまで)下げてやるという自助的な浄化っ…

ジャン・ジュネ『女中たち バルコン』

ジュネの作品を読むのは初めて。いつか読みたい作家として気にかけつつそのままだったんだけど、先月アマゾンのオススメをチェックしてたら手に取りやすい値段で新しく刊行されてる文庫が見つかったんで、「アラ、いいですね」ってことで即注文。品物が届い…

トーマス・ベルンハルト『消去』

前から気になってた小説。物語の語りかたがちょっとおもしろい。人称代名詞によってタグづけされるようなかたちで自由間接話法による文章が記述されていく。≪アイゼンベルクが彼女に歩み寄った、と私はガンベッティに言った、と私はいま、自分の仕事部屋の窓…