2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本年最後の購入書籍。ジュネットの新刊も無事年内に入手することができた。良かった良かった。 ランシエールの本は以前から気になってたのに後回しにしていたものをようやくって感じ。シェフェールのは絵画論らしくて読んでもおそらくさっぱりだろうけど、こ…

バルザック『サラジーヌ』

バルザックは以前から興味があったんだけど、『人間喜劇』がどうにも膨大すぎるって印象があってどの作品から手をつけていいものやら見当がつかずにこれまで放置していた作家だった。ロラン・バルトの『サラジーヌ』論は読んでないんだけどとりあえずその存…

マリオ・ペルニオーラ『無機的なもののセックス・アピール』

アガンベンの『裸性』に続く平凡社「イタリア現代思想」シリーズの2冊目(ジャンニ・ヴァッティモという著者の『透明なる社会』という本が同シリーズの3冊目として先日刊行されてるらしい。そっちも読んでみたい)。名前を聞いたこともなかった著者の本だっ…

マヌエル・プイグ『リタ・ヘイワースの背信』

マヌエル・プイグは『蜘蛛女のキス』で有名なような気がするけど作品を実際に読んでみたのは今回がはじめて。今週はその彼の『リタ・ヘイワースの背信』という小説を読んで一週間すごした。具体的にどこがどうとは言えないんだけど、わりかしおもしろい小説…

ブノワ・ペータース=作/フランソワ・スクイテン=画『闇の国々II』

闇の国々II (ShoPro Books)作者: ブノワ・ペータース,フランソワ・スクイテン,古永真一,原正人出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション発売日: 2012/10/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (17件) を見る 今週は、ブノワ・…