高野文子「マッチ売りの少女」

先週購入したマンガ数冊をひととおり読んで、すが秀実の原発関連の新著を読み、ついでボルヘスの、これはずいぶん以前に買ってあって積んどいたままだった『エル・アレフ』を読み始めてみたり。今週はそんな感じ。目を通したどの作品も満足するものだったけ…

高野文子『火打ち箱』

今週は本とCDを少しずつ購入。前の月までに手に入れた本などまだ消化しきれていないものもあるから、こうして積ん読分がちょっとずつ嵩を増してゆく。やむなし。先週から週刊ジャンプで連載がはじまった古舘春一というひとのマンガがめっぽうおもしろかった…

煮魚をきれいに食べる保安官(お嫁さん候補)

今週はなんだろ、振り返ってみると景色いちめんにもやーっと紗がかぶさってるみたいで、あまりこれといった印象もなく無為のままなんとなく過ぎてった気がするな。毎日家に帰っては夜更けにかけて農耕詩を読みつづけてたってことだけは確かなんだけど、ほか…

高野文子「黄色い本」

amazonのカートの中には欲しくても買えないままでいる品物がけっこうたまってる。300点くらいあるよ。限られた費用のなかでなんとかやりくりして毎月これはと思う品物を何点かずつ厳選して購入することにしてるけど(このかっつかつの算段の過程がかなり楽し…

高野文子「絶対安全剃刀」/「ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事」

今週は高野文子の作品を二点ほど手に入れた。いっこはおととしの「こどものとも年少版」に掲載された絵本作品で、出た当時手に入れそこなってこれまで現物を見たことがなかった「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん」を古書で。もういっこは「母の友…

高野文子「ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事」

年が明けたわけだけど身の周りの何かが特にがらっと変化したわけじゃない。外出なんかもほとんどしなかったし、いつもどおりの週日をおおむね休暇として過ごしただけだった。すでにおとといから仕事も始まってるし、なおさら平常どおりの週末という感じだ。…

あっ!やせいのほんだなが とびだしてきた!

せっかく大晦日に更新することだし、今年を振り返って『わたしの読んだ今年の本ベスト10』とか『わたしを喜ばせた今年の音盤トップ10』みたいな記事を書いてみたかったんだけど、そういうのっていうのは一年通してちゃんと本とかマンガ読んでCD聴いてた人じ…

喉をすっきりさせてくれ、あるいは、「俺に叫ばせろ!」

今週は荒木飛呂彦の「ジョジョリオン」の1巻と西尾維新のジョジョ小説を読んだ。来年はジョジョ25周年らしく、いろいろと盛り上がってるみたいだ(小説の方読み終えたらディオ関連のことをちょっと確認したくなって6部をぱらぱらと流し読みしてたら、例のケ…

高野文子「うらがえしの黒い猫」

「スティールボールラン」に登場したヴァレンタイン大統領のスタンドがD4Cって名前で、そういや元ネタになってるAC/DCの楽曲を聴いたことないなって気づいた。そもそもAC/DCってバンドじたいが名前をかろうじて知ってるくらいで演奏を聴いたこともない。むか…

高野文子「春ノ波止場デ生マレタ鳥ハ」

今週はマンガと本を何冊かずつ購入した。『第七女子会彷徨』の3巻と『よつばと!』の新しいやつ、それから、松本大洋の新しい連載が始まってたのぜんぜん知らなかったんだけどその『Sunny』ってやつの1巻、マンガはこの3冊を。松本大洋の作品、これまで読…

高野文子「病気になったトモコさん」

80枚を越えたくらいまで進んだところで文章の方はペースダウンした。途中、ドゥルーズの説くセリー技法のおさらいに「意味の論理学」を少しだけ読み直したり、「カフカ」をもう一度頭から読んでみたり。搭載してる頭の中のメモリの容量が低いからか、ひと…

高野文子「方南町経由新宿駅西口京王百貨店前行」/「奥村さんのお茄子」

マンガの評論を書くのはぼちぼちとつづいている。仕事が終わったあとの日課になってる。先日、治りかけてたかさぶたを剥がしてしまってそこんところがきゅっと痛い。我慢して文章を書く。蜘蛛の巣を作るみたいにして一本ずつひいこら言いながら織りあげてい…